特別展「鎌倉北条氏の興亡」@金沢文庫
2007年11月16日
我輩は犬である。名前はQOOQOOである。
県立金沢文庫で行われている
特別展「鎌倉北条氏の興亡」に行って来た。

「いい国(1192)つくろう鎌倉幕府」から
「一味散々(1333)北条氏の滅亡」まで
北条氏というと権謀術数の限りを尽くし
なんとなく陰湿なイメージがあるが
ともかく、その勃興から落日までの歴史が紹介されていた。
もっとも、展示内容は古文書が多く、かなりマニアック。
(いや、そもそもこの企画じたいが相当マニアックだ!)
でも、小説にはならない「三ツ鱗」の歴史が俯瞰でき
北条氏のイメージも変わり、かなり勉強になった。

以下は補助解説冊子(監修:水井晋 絵と文:向坂卓也)にあった
歴代の「三ツ鱗」の独白。
北条時政「(北条氏は)ワシの代に大化けするんじゃよ」
北条政子「私が頼朝様と一緒になって歴史の表舞台に出るのよ」
北条義時「反対するやつはブッとばしました」
北条泰時「私は話し合いで決めました」
北条時頼「私もブッとばしました」
北条時宗「アタマにきたので元とケンカしました」
北条貞時「いろいろあって父さん(時宗)同様、過労死しちゃいました」
北条貞顕「私は繁栄と滅亡の両方みちゃいました」
北条高時「ボクの代で滅んじゃったんだ」
北条時行「再興しようとしたけど負けちゃった」
わずかに残った覚海円成尼ら北条氏ゆかりの女性たちは
先祖の地・伊豆に戻って一族の冥福を祈りつつ
静かに暮らしたとのこと。
また北条時行の4世孫は横井氏を名乗り
その系譜は幕末の儒者・横井小楠へとつながっていくのだった。
県立金沢文庫で行われている
特別展「鎌倉北条氏の興亡」に行って来た。
「いい国(1192)つくろう鎌倉幕府」から
「一味散々(1333)北条氏の滅亡」まで
北条氏というと権謀術数の限りを尽くし
なんとなく陰湿なイメージがあるが
ともかく、その勃興から落日までの歴史が紹介されていた。
もっとも、展示内容は古文書が多く、かなりマニアック。
(いや、そもそもこの企画じたいが相当マニアックだ!)
でも、小説にはならない「三ツ鱗」の歴史が俯瞰でき
北条氏のイメージも変わり、かなり勉強になった。
以下は補助解説冊子(監修:水井晋 絵と文:向坂卓也)にあった
歴代の「三ツ鱗」の独白。
北条時政「(北条氏は)ワシの代に大化けするんじゃよ」
北条政子「私が頼朝様と一緒になって歴史の表舞台に出るのよ」
北条義時「反対するやつはブッとばしました」
北条泰時「私は話し合いで決めました」
北条時頼「私もブッとばしました」
北条時宗「アタマにきたので元とケンカしました」
北条貞時「いろいろあって父さん(時宗)同様、過労死しちゃいました」
北条貞顕「私は繁栄と滅亡の両方みちゃいました」
北条高時「ボクの代で滅んじゃったんだ」
北条時行「再興しようとしたけど負けちゃった」
わずかに残った覚海円成尼ら北条氏ゆかりの女性たちは
先祖の地・伊豆に戻って一族の冥福を祈りつつ
静かに暮らしたとのこと。
また北条時行の4世孫は横井氏を名乗り
その系譜は幕末の儒者・横井小楠へとつながっていくのだった。
Posted by QooQoo at 00:01│Comments(3)
│湘南・鎌倉・横浜
この記事へのコメント
北条時行から横井小楠につながっていたとは・・・
勉強になりました!
北条氏は、伊豆 → 水銀 → 毒殺(若しくは陰謀)
というイメージが強いですね・・・
でも最明時入道は好きですが。
勉強になりました!
北条氏は、伊豆 → 水銀 → 毒殺(若しくは陰謀)
というイメージが強いですね・・・
でも最明時入道は好きですが。
Posted by ryu-oumi at 2007年11月16日 08:49
QOOPAPAさん、コンチワ。
北条氏歴代『独白』・・・
なかなかシュールです、ハイ。
ほんまに、こんな風に解釈され~文にされてるんですか!?
北条氏歴代『独白』・・・
なかなかシュールです、ハイ。
ほんまに、こんな風に解釈され~文にされてるんですか!?
Posted by 和創楽★ホシノミチ at 2007年11月16日 11:05
ryu-oumiさん
>北条時行から横井小楠につながっていたとは・・・
そうらしいです。ま、実際のところはかわらないですけどね。
北条氏については足利尊氏に敗れて米原で自害した
六波羅探題の北条仲時が、個人的にものすごく気になっています。
いずれにせよ、私はなにをかくそう北条びいきなのです。
和創楽さん
まあ、これは子ども向けにマンガでわかりやすく解説した
ペーパーの記述です。
でも、おおむね鎌倉北条氏の歴史はこうだと妙に納得しました。
>北条時行から横井小楠につながっていたとは・・・
そうらしいです。ま、実際のところはかわらないですけどね。
北条氏については足利尊氏に敗れて米原で自害した
六波羅探題の北条仲時が、個人的にものすごく気になっています。
いずれにせよ、私はなにをかくそう北条びいきなのです。
和創楽さん
まあ、これは子ども向けにマンガでわかりやすく解説した
ペーパーの記述です。
でも、おおむね鎌倉北条氏の歴史はこうだと妙に納得しました。
Posted by QOOPAPA at 2007年11月17日 01:01