コーギーカーディガンがいく

我輩は犬である。名前はQOOQOOである。

今朝、江ノ電の腰越駅からほど近く、満福寺に行ってきた。



満福寺は、源義経の腰越状で世に知られている。

兄・源頼朝との不仲を解消するため
平家の捕虜を同行し京から鎌倉へ向かった義経。

しかし頼朝は義経が腰越から先、鎌倉に入るのを許さず
義経はここ満福寺にとどまり、一通の嘆願状（腰越状）をしたためる。



「腰越状」

　　左衛門少尉源義経、恐れながら申し上げ候。

　　意趣は、御代官のその一に撰ばれ、
　　朝敵を傾け、抽賞を被るべきのところ、
　　義経犯すことなくして咎を被る。

　　鎌倉中に入れられざるの間、
　　素意を述ぶるに能はず、いたずらに数日を送る。

　　本意は、亡魂の憤りを休めたてまつり、
　　年来の宿望を遂げんと欲するの他事なし。

　　あまつさへ五位の尉に補任の条、
　　当家の面目、何ごとか、これに加えんや。

　　憑（たの）むところは他にあらず、
　　ひとへに御慈悲を仰ぎ、よって一期の安寧を得ん。

　　愚詞に書きつくさず、省略せしめ候ひおはんぬ。

　　義経　恐惶謹言

要するに、

　　俺は兄上の命令に従ってがんばってきたのに
　　だれかが俺の悪口をいったせいで
　　ほめられるどころか、怒られてしまい、たいへん悲しい。
　　兄上に逆らう気なんてありませんので、わかってください。

ということらしい。

それでも頼朝の勘気はとけず
義経は空しく京へ戻り、奥州へと落ち延びていったのだ。





満福寺境内には義経が使っていた井戸のあととか
弁慶が腰掛けたという石などもある。

ちなみに、それから４年後、義経が満福寺へ帰ってきたときには
もうすでに首だけになっていたという。

　ＱＯＯ「なんとも悲惨なお話やなあ」

　PAPA「ところでさあ」

　QOO「！」

　PAPA[ここにはペット霊園もあるらしいよ」

　　合同の永代供養で100,000円で
　　個別ロッカーによる納骨は200,000円から

放っといてくれ！