コーギーカーディガンがいく

我輩は犬である。名前はQOOQOOである。

今日、８月１６日は62回目の終戦の日である。

東京・九段下にある靖国神社。

猛暑･･････62年前の今日も、こんな暑い日だったのだろうか。



戦没者遺族の方のほかにも
老若男女、たくさんの人が参拝されている。

「英霊のみなさま、わが大日本帝国は･･････」
と、軍服を着たおじいさんが叫んでいる。

「大じいちゃんにお花あげようね」
と、献花する子供づれの若夫婦もいる。

旭日旗をふりまわす若者と一緒に
記念撮影する外国人（アメリカ人だ！）もいる。

まあ、毎年の風景なんだろう。



ビラを配る人たちや右○の街宣車。

警察や報道関係ももちろんいる。

でも、安倍総理や閣僚たちが参拝しないということで
例年に比べて人が少ないらしい。

「安倍さん、だらしがない」と、近くのおばあちゃんは嘆く。

たしかに売店の「晋ちゃんまんじゅう」の顔が
なんだか悲しくみえてきた。

ちなみに朝、小泉前総理は参拝したらしい。
(まあ、この人はもうお気楽なもんである）



まえにもいったが、我輩は犬だから、ハトでもなければタカでもない。

日本ワンワン党もワンコ集団だから右も左もわからない。

我輩は遺族ではないし、特定の宗教もないから
「靖国神社じゃなきゃダメだ」とも思わないし
「無宗教の国立追悼施設をつくろう」とも思わない。

そのあたりはノンポリ、というか、自分なりの定見がないのだ。

でも、この国の繁栄と平和が、ここに眠る人たちの
尊い犠牲のうえにつくられたことくらいは、よーく知っている。

それだけはちゃんと知っている。



靖国神社をあとにし、千鳥ケ淵戦没者墓苑へ。

ここは、海外で戦没され、戦後、遺骨が持ち帰られたものの
遺族にわたすことができなかった方の
いわば「無名戦士の墓」。

ちょうど、法要の真っ最中で
ここには安倍総理も訪れて、献花をしたようだ。

ともかく、今日は日本全国で先の戦争にかかわる
いろいろな行事があったことだろう。

戦争の記憶を風化させることなく
平和を真剣に願う日本の決意を確認するうえでも
今日は大切な1日なのである。