『輪違屋糸里』 だれも恨むのやない。ご恩だけ胸に刻め
2007年04月17日
我輩は犬である。名前はQOOQOOである。
浅田次郎さんの『輪違屋糸里』(文芸春秋)。
QOOPAPAは単行本のときは買い控えていたが
文庫になったのを機にようやく購入し(我輩の餌代もあり小遣い少ないのだ)
往復の長ーい通勤時間に読んだようだ。
→ 輪違屋糸里 上
→ 輪違屋糸里 下
芹沢鴨の愛人お梅。
平山五郎の恋人吉栄。
八木家、前川家の女房・お勝さんとおまささん。
そして、土方歳三を想い、慕う糸里。
秋にはTBSでドラマ化されるし、中身はネタバレが申し訳ないので書かないが
正直、得体の知れぬ何ものかに翻弄される男と女の姿が
とても辛かった、痛かった。
糸里が慕う音羽太夫が芹沢鴨に斬られ、残した遺言が
この作品の主題なのかもしれぬ。
「誰も恨むのやない。ご恩だけ胸に刻め」
『壬生義士伝』より重かった・・・・・・
浅田次郎さんの『輪違屋糸里』(文芸春秋)。
QOOPAPAは単行本のときは買い控えていたが
文庫になったのを機にようやく購入し(我輩の餌代もあり小遣い少ないのだ)
往復の長ーい通勤時間に読んだようだ。
→ 輪違屋糸里 上
→ 輪違屋糸里 下
芹沢鴨の愛人お梅。
平山五郎の恋人吉栄。
八木家、前川家の女房・お勝さんとおまささん。
そして、土方歳三を想い、慕う糸里。
秋にはTBSでドラマ化されるし、中身はネタバレが申し訳ないので書かないが
正直、得体の知れぬ何ものかに翻弄される男と女の姿が
とても辛かった、痛かった。
糸里が慕う音羽太夫が芹沢鴨に斬られ、残した遺言が
この作品の主題なのかもしれぬ。
「誰も恨むのやない。ご恩だけ胸に刻め」
『壬生義士伝』より重かった・・・・・・
いまも健在の輪違屋さん。
我輩のような犬には無縁ではあるが。
Posted by QooQoo at 01:18│Comments(2)
この記事へのコメント
ご無沙汰しております。
暫く訪問していない間に、ブログタイトルを換えられていたのですね。
そういえば、最近文庫本を買っていません。最後に購入したのは、塩野七生氏の「ローマ人の物語18」だったかなー。日本史関係では、秋山駿氏の「信長」か、池宮彰一郎氏の「受城異聞録」が最後だったような・・・
今の仕事になってから、電車通勤が無くなったので読書は殆どトイレでおこなっています。
暫く訪問していない間に、ブログタイトルを換えられていたのですね。
そういえば、最近文庫本を買っていません。最後に購入したのは、塩野七生氏の「ローマ人の物語18」だったかなー。日本史関係では、秋山駿氏の「信長」か、池宮彰一郎氏の「受城異聞録」が最後だったような・・・
今の仕事になってから、電車通勤が無くなったので読書は殆どトイレでおこなっています。
Posted by ryu-oumi at 2007年04月18日 12:46
ryu-oumi さん
トイレはかっこうの読書空間ですね。
会社でも家でも1人の時間は少ないものです。
私の場合、通勤往復3時間なので、その気になればかなり読めます。
でも、途中ですぐ眠ってしまいますけど。
電車に乗るたびに本を買っていると小遣いがあっという間になくなるので
文庫や新書しか買えません。
トイレはかっこうの読書空間ですね。
会社でも家でも1人の時間は少ないものです。
私の場合、通勤往復3時間なので、その気になればかなり読めます。
でも、途中ですぐ眠ってしまいますけど。
電車に乗るたびに本を買っていると小遣いがあっという間になくなるので
文庫や新書しか買えません。
Posted by QOOPAPA at 2007年04月18日 14:22